026752:府県気象情報

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大雨と突風及び落雷に関する京都府気象情報 第17号
2020年07月11日06時32分
京都地方気象台発表

(見出し)
南部では、11日昼前にかけて、土砂災害に厳重に警戒してください。
(本文)
 梅雨前線が東シナ海から西日本を通って東北地方にのびており、日本海中部には低気圧があって東に進んでいます。低気圧は12日には東北地方に接近する見込みです。また、11日夜には前線上の三陸沖で別の低気圧が発生し、低気圧からのびる前線が11日夜にかけて近畿地方まで南下するでしょう。
 前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため前線の活動が活発な状態が続く見込みです。京都府では11日夜遅くにかけて大気の非常に不安定な状態が続くでしょう。引き続き、12日にかけて大雨となるおそれがあります。
 11日6時現在、京都府では土砂災害警戒情報を発表している市町村があります。これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があり、今後も局地的に激しい雨が降るため、引き続き11日昼前にかけて土砂災害に厳重な警戒が必要です。

[雨の実況]
 降り始めからの降水量が200ミリを超えた所があります。また、7月の月降水量の平年値を越えている所もあります。
 降り始め(5日20時00分)から11日6時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
  京都市中京区 224.0ミリ
     長岡京 216.0ミリ
   南丹市美山 204.5ミリ
   南丹市園部 183.5ミリ
   京都市京北 165.0ミリ
     京田辺 131.0ミリ
  京丹波町須知 119.5ミリ
  京丹波町本庄 111.0ミリ
  福知山市坂浦 105.0ミリ

[雨の予想]
 京都府では、11日は局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込みです。
11日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
 北部 30ミリ
 南部 30ミリ
11日6時から12日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
 北部 70ミリ
 南部 100ミリ

[防災事項]
 土砂災害に厳重に警戒してください。
 低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。
 竜巻などの激しい突風、落雷に注意してください。
 発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

[補足事項]
 今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
 次の「大雨と突風及び落雷に関する京都府気象情報」は、11日16時頃に発表する予定です。

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