017024:府県気象情報
大雨と突風及び落雷に関する京都府気象情報 第2号
2018年07月05日16時44分
京都地方気象台発表
(見出し)
京都府では、7日にかけて土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、浸水害に警戒してください。8日頃まで雨が続き、記録的な大雨となるおそれがあります。
(本文)
京都府では、西日本に停滞している前線に向かって暖かく湿った空気が流
れ込んでいるため、大気の状態が非常に不安定となっています。
この前線は、活動が活発となり、8日頃にかけて停滞するため、記録的な
大雨となるおそれがあります。
5日16時00分現在、京都府では土砂災害警戒情報を発表している市町
村があります。
[雨の実況]
北部では、激しい雨の降っている所があります。
京都市京北では、14時30分までの12時間降水量が190.5ミリと
なり、1976年の統計開始以来、7月としては観測史上1位の値を更新し
ました。
京都府では、これまでに降った雨により、いつ土砂災害が発生してもおか
しくない極めて危険な状態となっている所があります。また、氾濫するおそ
れのある河川があります。
降り始めの7月5日00時から16時までの総降水量(アメダス速報値)
は、主な所で、
京都市京北 195.5ミリ
長岡京 131.5ミリ
京都市中京区 116.0ミリ
福知山市坂浦 108.5ミリ
南丹市園部 103.5ミリ
[雨の予想]
京都府では、6日にかけて局地的に雷を伴い非常に激しい雨の降る所があ
る見込みです。
5日に予想される1時間降水量は、多い所で、
北部 60ミリ
南部 60ミリ
6日に予想される1時間降水量は、多い所で、
北部 50ミリ
南部 60ミリ
6日18時までに予想される24時間降水量は、多い所で、
北部 250ミリ
南部 250ミリ
7日18時までに予想される24時間降水量は、多い所で、
北部 100から200ミリ
南部 100から200ミリ
[防災事項]
土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
浸水害に警戒してください。
竜巻などの激しい突風や落雷にも注意してください。発達した積乱雲の近
づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてくださ
い。
特に、平成30年6月18日の大阪府北部の地震による被災地では、瓦・
看板・ガラス・瓦礫の落下や屋根のシートが飛ばされるなどのおそれがあり
ます。災害復旧活動には十分注意してください。
[お知らせ]
平成30年6月18日の大阪府北部の地震に伴い、揺れの大きかった京都
市、亀岡市、長岡京市、八幡市、大山崎町の大雨警報・注意報、久御山町の
大雨注意報は、通常基準より引き下げた運用となっています。
[補足事項]
今後、気象台の発表する警報、注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留
意してください。
次号は、5日23時頃に発表する予定です。
配信情報の変更・停止には、anzen@k-anshin.pref.kyoto.jp に空メールを送信し、手続きを行ってください。